忍者ブログ
ADMIN / ENTRY
2024
05
<<  >>
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
高校で必修のハズなのに、化学関連の雑学は少ない? というわけで、収集&記録していくことにします (・∀・)超不定期更新! 化学以外の分野もあるかも
[13]  [12]  [11]  [10]  [9]  [8]  [7]  [6]  [5]  [4]  [3
New Entry
2012/08/29 ---- 「元素のふしぎ」展 
2010/03/23 ---- 【書籍】元素生活
2009/09/06 ---- 【Fe】レンガの色
2009/04/28 ---- 【Pb】楽聖とワイン
2009/04/26 ---- 放射能標識
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

塩酸、硫酸……というと何となく危険なイメージがありますが、
実は酸性だけでなく塩基性(アルカリ性)の水溶液も要注意です。

小学校の頃にやったという人も多いと思いますが、
石けん水は塩基性水溶液です。
赤リトマス紙を青く変え、BTB溶液も青色になります。

余談ですが、BTB溶液の覚え方。
「緑の中をあるくアオキさん」
緑→中性 アルカリ→青 黄→酸  
他にもありますが、これが一番短くまとまっていていいかな。

話を戻しましょう。
石けん液がなぜぬるぬるしているのかというと、
皮膚の表面のタンパク質を少し溶かしているからです。
これが塩基性の溶液の特徴です。

…という話をすると驚く人が多いのにはこちらがびっくりです。
タンパク質を溶かしてくれないと、洗濯もできませんよね。

配水管の洗浄剤にも塩基性の物質が使われています。
U字管の部分に髪の毛がたまると、水が詰まる原因になりますから
この髪の毛をとかさなければいけません。

そこで登場するのが水酸化ナトリウム水溶液。
小学校でも使うし、薬局でも売ってるメジャーな塩基性物質です。
(薬局では苛性ソーダとして売っていて、廃油石けん作りなどに使います。
 子どもは買えません。その上、買うには印鑑が要るらしい)
この水溶液をU字管に流し込むと、髪の毛(タンパク質)が溶けます。

水酸化ナトリウムは排水管だけでなく、換気扇掃除にも使われる便利な物質。
しかし、人体にとっては強い刺激物です。

昔、水酸化ナトリウム水溶液で実験をした事があります。
鶏肉を買ってきて、小さく切って、水溶液の中へ。
翌日見ると溶けてドロドロになってました。
ついでに手袋なしで実験していたので、指紋がなくなりました。

皮膚ならすぐに回復しますが、粘膜(目など)は特に危険。
程度によっては失明する事もあります。
濃い溶液を使う際は、通常安全めがね(スキーの大きいゴーグルっぽい)を
つけて、目を保護しなければなりません。

くれぐれも塩基性水溶液の扱いには注意しましょう。

拍手[2回]

PR
この記事にコメントする
お名前:
タイトル:
文字色:
メールアドレス:
URL:
コメント:
パスワード:   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
SEARCH
COMMENTs
[07/25 niwatadumi]
[07/25 niwatadumi]
[09/17 コースケ]
[07/31 yoshi]
[01/17 niwatadumi]
TRACKBACK
COUNTER
アクセス解析
Twitter
Powerd by NINJAブログ / Designed by SUSH
Copyright © 化学雑学帳 Chem+ All Rights Reserved.
忍者ブログ [PR]